さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

全都道府県旅行記~北海道

これまでの旅の思い出をどう綴っていこうか…

詳細をすべて記憶しているわけではありませんが、行った先々での鮮明な印象の残る場面について、都道府県ごとの切り口で、北海道から沖縄までお話ししていきたいと思います。

(場合によっては、あとから思い出して「その2その3…」が出来るかもしれません)

 

北海道は、先日述べたように公私含め5回訪れ、面積も広く見どころも多いだけに、思い出もたくさん残っています。

 

北海道については先日「演奏旅行その1~その3」で触れましたので、順番が逆になってしまいましたが、生まれて初めての北海道は、1週間強の長きに及んだ高3の修学旅行でした。

時間を急がない旅ですから、行きは演奏旅行の時と同じく「上野発の夜行列車」。

早朝青森駅に、その後4時間ほど青函連絡船に揺られて函館駅に到着、それからはずっとクラスごとに1台のバスを借り切っての移動でした。

 

修学旅行ですから、場所がどこというよりも、友人と泊りがけで行動を共にしたことの方が思い出深かったりするものですが、それでも北海道の土地柄、今でも忘れられない光景が多数残っています。

 

この時は、観光スポットの多い函館はなぜかスルーして(その後オトナになってから再びじっくり訪れたので、詳細はその時に触れます)、順番ははっきり覚えていませんが、立ち寄った場所としては昭和新山洞爺湖、札幌、阿寒湖、摩周湖サロマ湖、網走の原生公園、野付半島(道東)、釧路などです。

 

なぜか湖ばかりが挙げましたが、特に風景に惹かれたからかもしれません。

特に素晴らしかったのが、国内最高の透明度を誇ると言われる摩周湖

霧の摩周湖」と呼ばれるほど好天に恵まれるのが難しい場所にもかかわらず、この日は珍しく快晴で、それはもう筆舌に尽くし難い美しさでありました。

 

札幌市内は1日グループでの自由行動。

4人で観光タクシーをチャーターして、時計台・大通公園・クラーク像・藻岩山(ロープウェイに上っての夜景は、都会が大きく電飾が華やかな分、有名な函館山からのそれより素晴らしかった…)など駅周辺の観光地はもちろん、運河やガラス細工で知られる小樽や積丹半島まで足を伸ばしたりもしました。

夜のすすき野はさすがに制服姿には敷居の高い場所でしたが、それでも夕食は海鮮三昧のお店を選んだりして、いま思えば高校生の分際でけっこう大胆な行動だったとも思えます。

 

旅行の最後の地であった釧路も、前回の鉄道旅で若干触れましたが、この時は特に観光の時間はなく、東京に戻るために立ち寄っただけでした。

しかし、その「戻り方」がある意味なんともゼイタク。

なんとフェリーに乗っての帰京だったのです。

釧路を昼ごろ出て、東京の到着は翌日の夕刻、所要時間なんと32時間の旅!

もちろんそれまで、そんな長い船旅は経験したことがありませんでしたし、あまり船には強くなかったので正直ちょっと心配だったのですが、そこは修学旅行。

気分が常に舞い上がっていて、寝たいだけ寝るもよし、ひたすら続く大海原の景色を思う存分眺めるもよし(幸いずっと晴れでした)、船内の大浴場でくつろぐもよし。

そんな中みんなでやったのは、裸になって甲板に出てヒマつぶしの「甲羅干し」。

お肌のケアなど気にする時代・年ごろではありません。

一日にして真っ黒こげの出来上がりです。

 

大学時代の演奏旅行、出張に乗じた最北端稚内駅への旅行、ただひたすら最東端の根室駅を訪ねる目的で出かけた旅…

これで、北海道に関しては5回訪問のうち4回述べましたが、ラストの5回目はまた日を改めることにします。