「最〇端の駅」探訪その4~最東端
東西南北シリーズの最後、一番最近に訪れたのは「最東端」の駅です。
日本列島の形から容易に想像できるように、北海道・根室市にそれはあります。
最東端の「終着駅」は根室駅になるのですが、そのひとつ手前に東根室駅があり、ここが鉄道駅としての最東端です。
ここにも「日本最東端の駅」の碑がありましたが、ほかに駅舎らしい建物もなく、降り立ってしまうと身動きがとれなくなりそうだったので、数秒だけ降り立って自分の「足跡」(?)を残し、すぐに列車に戻って終点の根室駅へ。
根室まで来れば、やはり最東端「地点」を目指したいと、バスに乗り換え40分ほど、納沙布岬に赴きました。
ちなみに、こちらは「のさっぷ」岬。
稚内から足を伸ばして行ったのは「ノシャップ」岬です。
駅同様、こちらにも「日本最東端の地」の碑がありました。
ひとりで出かけたので、近所のお土産屋さんにケータイを渡して記念写真を撮ってもらいました。
ほかにも灯台や、「四島(しま)のかけはし」といったシンボル像が見られ、そのふもとには広島の平和記念公園のように火が灯され続けています。
最東端、すなわち北方領土にいちばん近い場所ゆえ、海のはるか向こうに、歯舞諸島の一部がわずかに見渡せます。
市内のあちらこちらには「北方領土返還」の垂れ幕が数多く見られ、地元意識を改めて思い知らされます。
幹線道路の青い方向看板に、日本語表記と並んでロシア語表記があるのを、ここ根室で初めて見ました。
旅先が北海道だったため、鉄道のみを乗り継ぐにはあまりにも遠く、東京から釧路までは飛行機、そのあと根室本線(通称花咲線)で2時間半ほどかけて根室までたどり着きました。
途中の釧路も、道東の中心地として外せない場所。
根室に1泊、釧路に1泊の旅程だったため、あの有名な釧路湿原を見逃すテはないと、トロッコ列車に乗り出かけました。
さすが国立公園、展望台から眺めた一面の湿原風景は圧巻。
(iTunes Storeで配信している私の楽曲のジャケット写真に使用していたこともあるほどです)
市内もいろいろ歩きましたが、根室同様、真夏だというのに長袖のジャケットが必要なほど涼しかった(肌寒かった)印象が今も強く残っています。
北海道は感動的なスポットをほかにも体験しているので、今後も触れていきたいと思っています。