「昭和」のイントネーションは?
平成もあと1週間足らず。
昨年末あたりから、「平成最後の~」が毎日のように聞かれるようになりました。
平成の前は昭和。
ちょっとレトロな物事や話題に対して「昭和の~」の接頭語で語られることがくあります。
今後時代とともに、「それって、昭和だねぇ!」の言い回しもなくなっていくのでしょうね。
ここで気になるのが、「昭和」のイントネーションです。
本当に昭和だったころ、昭和は平坦に、あえて言えば
しょ「うわ」
と間違いなく発音されていました。
平成が へ「いせい」、大正が た「いしょう」と発音されるのと同じように。
ところが、いつからか昭和をアタマにアクセントをつけて
「しょ」うわ
と発音するマスコミ(もしかして一般会話でも?)が耳につくようになりました。
明治(「め」いじ)のイントネーションと同じです。
マスコミだけでなく、政治の世界でも、通常なら平坦なイントネーションの言葉を、上から下げる言い方が目立ちます。
政治家の「上から」目線の反映、でしょうか…
たとえば「行政」「財政」「予算」等の言葉が、時として
「ぎょ」うせい、「ざ」いせい、「よ」さん
と発音される。
よく聞きませんか?
方言とはまったく違うイントネーションの変化なので、気になります。
逆パターンとして、芸能界では通常アタマにアクセントの来る言葉を平坦に、あるいは語尾を上げて発音するのが「ギョーカイ」っぽくてカッコいいらしい(?)です。
たとえば「メ」ンバー が メ「ンバー」
「ド」ラマ が ド「ラマ」
「ド」ラム が ド「ラム」
等々。
先日の「熊問題」(!)同様、「通じればいいじゃん」レベルの話題ですが…。