はやり歌とともに
女性アイドル全盛の1980年代をリードしたトップアイドルだった中山美穂。 中1の時に「原宿でスカウトされた」のが芸能界入りのきっかけだったというエピソードも、いかにもアイドルらしいシンデレラストーリーです。 デビューは、まず女優としてでした…
この連載記事のタイトルは「懐かしい歌」。 いつもは十数年、何十年前の歌を取り上げるのですが、今日は先ごろ不意に耳に残った 「懐かしくない新鮮な」歌です。 すでにSNSで話題沸騰中ですので、直近の歌好きの方であれば(好き嫌いは別として)ご存知であ…
デビュー当時、まだ18歳。 そして、このルックス。 最初、またジャニーズの新人タレントが出て来たかと思いました。 当時、「月刊明星」というアイドル雑誌がありました。 そこでの新人オーディションに自作曲で応募。 デモテープは、みずからピアノやギタ…
2004年、アテネオリンピックのテーマソングとして発売されました。 「体操ニッポン」の実況中継で、男子鉄棒演技の着地の際、アナウンサーがこの歌のタイトルになぞらえて 「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架橋だ!」 と絶叫した場面が、今でも強…
フジテレビ系で放映された話題のドラマ「ひとつ屋根の下2」。 その挿入歌に起用されるや、じわじわと人気に火が付き、「紅白」にも出場しました。 英語で「ザ・カップル」を意味するフランス語「Le Couple」=「ル・クプル」。 曲の販売当時は、「夫婦」でし…
1955年にジャズ歌手としてデビューするもヒットが出ず、ほどなく歌謡曲歌手に転向。 1957年に発売された「有楽町で逢いましょう」が、当時空前の大ヒットとなりました。 この曲は、以前有楽町駅前にあった「そごう百貨店」(現:ビックカメラ)のキ…
2000年の10月。 世紀末ギリギリに発売されたこの曲の大ヒットで、MISIAは数ある歌手の中で何かしら 「特別感のあるシンガー」 に位置付けられたような印象があります。 その圧倒的・パワフルな歌声。 豊かな歌唱力・表現力。 そこは文句なく評価できる…
ステージでメガネをかけ、ピアノを前に躍動的に弾き語りをする姿が強いインパクトを与えるシンガー、アンジェラ・アキ。 どちらもファーストネームのような名前ですが、婚姻前の本名は、安藝 聖世美 アンジェラ(あき・きよみ・あんじぇら)、つまり「あき」…
ユニット名の日本語の意味は何と言えばいいのか、いまだによくわかっていませんが、通称「ELT」として主に90年代の音楽シーンを彩ったユニットのひとつです。 1996年にデビュー。 3作目のシングル「Dear My Friend」で初のベストテン入り。 次の「…
本ブログで設定しているいくつかのジャンルの中で、「はやり歌とともに」のカテゴリーが、本日節目の100記事めを迎えました。 歌の世界全体の記事を随時織り交ぜながら、個別曲解説の連載としては今日が62回目。 自分で勝手に決めたルール、 「同じ歌い手…
時が平成に移った1990年代。 ひと時代前「アイドル全盛」と称された音楽シーンは、バンドが主役となりました。 同時期に活躍したグループとして、 「サザン・B'z・ミスチル」 が、ひとまとまりにしてよくトリオで取り上げられていました。 サザンはすで…
「わたしの城下町」でデビューしたのが、1971年4月25日。 今年は、歌手生活50周年の節目です。 70年代には、デビュー曲と並ぶ大ヒットとなった「瀬戸の花嫁」をはじめ、「京のにわか雨」「冬の駅」「星の砂」などのヒットを飛ばしました。 80年…
これまで歌の記事をたくさん書いて来て、平気で Aメロ・Bメロ・サビ の話を展開してきました。 一般にもよく使われているであろう、歌の「サビ」という言葉。 この「サビ」が何に由来するものなのか、意識したことがありませんでした。 語源については、い…
もともとは、ヴォーカル・越智志帆とギター・多保孝一のユニット名だったSuperfly。 今は越智のソロプロジェクトとして、そのままアーティスト名になっています。 2007年に「ハロー・ハロー」でメジャーデビューした彼女が、翌2008年に4枚目のシン…
ニッポンは今、アニメ文化真っ盛りであります。 そんなアニメの主題歌といえば、かつては文字通りその番組の「テーマソング」。 そこには主人公の名前が必ず登場し、いわば番組の中のみ「通用」する歌、という位置づけでした。 たとえば… 「サザエさん」の主…
時は1998年。 1990年代半ばは、どこへ行っても「TK」こと小室ファミリー全盛の時代でした。 ブームを作った彼の音楽性は評価するも、あまりにも巷にあふれ過ぎて、正直食傷気味でした。 そうした環境下で、初めてこの曲を聴いた時の「衝撃」を、今で…
昨年の6月から毎週連載を続けている「懐かしい歌」。 最も多感な青春時代によく聴いた、大好きだった歌。 「歌作り」に本格的に取り組むようになってから、楽曲分析の観点で「深く」聴き込んだ歌。 仲間内や職場のメンバーを前にカラオケで披露したら、大好…
1991年にビーイングからデビュー。 平成になりたてのこの頃、このカタカナ言葉は「流行語」的に取り上げられました。 T-BOLANにとって2枚目のシングル。 もともとは、バンド名と同じタイトルのデビューアルバム「T-BOLAN」収録曲からのシングルカット曲…
坂井泉水(1967-2007)の事実上のソロプロジェクト、ZARD。 1990年代前半の音楽シーンを席巻した「ビーイング系」と呼ばれる一人です。 坂井は、20代前半まではモデルやレースクイーンとして活動していましたが、1991年、自身による…
まず初めに。 この歌は、ポップスのジャンルではありません。 「合唱曲」です。 AKB48という「ユニット自体」の構成や「姉妹グループ」、「公式ライバルユニット」などについて。 存在自体はもちろん知っていますが、この連載記事の主体は「楽曲」。 グルー…
カラオケで男女のデュエットと言えば、 古くは「銀座の恋の物語」や「ふたりの大阪」 少し新しくても「居酒屋」「男と女のラブゲーム」「3年目の浮気」 などが今でも定番です。 これらは、いわゆる「一般向けデュエットソング」 …と言ったら少し語弊があり…
この連載には、大きく2つのパターンがあります。 「A:古今問わずヒットした曲」 「B:売れなかったけれど、イイなぁと思った曲」 今回は、Bの方? おそらく、ほとんどの方々が初めて耳にされる歌だと思います。 本田美奈子. 1967-2005。 19…
いまや、若手トップ俳優と呼ぶにふさわしい大活躍をしている菅田将暉。 「スーパージュノンボーイコンテスト」に出場したり、「仮面ライダーシリーズ」に出演したり…といったキャリアのスタートは、現在多数がひしめく「若手俳優」と大きくは変わりません。 …
1982年、「ジャニーズJr.」として活動していたメンバーの中から3人が選抜されて結成した少年隊。 当初は「ジャニーズ少年隊」と名乗っていましたが、レコードデビューが決まって「少年隊」のユニット名になりました。 そして、1985年12月12日。…
何の条件もなく日常的シーンで男女が合唱する際、男性は女性の1オクターブ下を歌うのが通常とされています。 学校の音楽の授業でもそうです。 カラオケでよく歌われる男女のデュエットソングでも、(複雑にハモる場合は別として)その「大原則」が守られて…
1990年代前半に一大ブームを巻き起こした「ビーイング系」バンドのひとつ。 デビュー曲であるこの「このまま君だけを奪い去りたい」がいきなりのミリオンヒットとなりました。 続く「翼を広げて」もヒット。 翌年リリースされ、それまでとは曲調の異なる…
五輪真弓と言えば… 晩秋の物悲しい雰囲気の中で別れの切なさを歌い上げたバラードナンバー 「恋人よ」 の歌い手… これが一般的な認識かと思います。 しかしあれから40年。 もしかしたらそれさえも世間の記憶の彼方かもしれません。 「ニューミュージック」…
60年代、歌謡界に「御三家」という呼称が登場しました。 当時人気歌手だった橋幸夫・西郷輝彦・舟木一夫の3人を指した言葉です。 それぞれに代表作と言える大ヒット曲を持っていました。 そして、70年代に突入すると、「アイドル」の名称とともに再び男…
80年代に入ると、時代は女性アイドル真っ盛りでした。 そして80年代半ばになると、「おニャン子クラブ」の登場とともに、まさに百花繚乱の状況を呈するようになります。 もちろん彼女らの中にも、「きちんと歌を歌える」歌い手はいました。 しかし、ただ…
しばたはつみ、1952~2010。 16歳で「はつみかんな」としてデビュー。 その後改名を繰り返して1974年、22歳の時に「しばたはつみ」として再デビューを果たしています。 今でも彼女を覚えている、という方がもしもいらっしゃるとしたら、19…